依存関係を調べて必要に応じて追加パッケージをインストールしてくれるツールであるrosdepは、今後はpython-rosdepをaptで手動でインストールする必要があるようです。
ROS Wikiのインストール方法を紹介するページも更新され、「If you have not yet installed rosdep, do so as follows.」とデフォルトではインストールされていない前提で説明が書かれています。
経緯
今まではROSインストール時(ros-melodic-desktop-fullやros-melodic-ros-baseなどをインストールするとき)にそのほかのROS関連パッケージと一緒にインストールされており、ROS Wikiのインストール方法を紹介するページでもrosdepの初期設定をするように紹介されていました。
しかし、2020年3月22日の段階でROS Melodicのインストール時にrosdepがインストールされないことが確認されており(( CIのログはこちらです。 https://github.com/Tiryoh/ros_setup_scripts_ubuntu/runs/524821538?check_suite_focus=true ))、以下のGitHubのissueにエラーの詳細を書いていました。
どうやらいままでpython-rosdepを必要としていたros-melodic-rospackが、python-rosdep-modulesのみを必要とするように変わったようです((関連するPull Requestはこちらです。 https://github.com/ros/rospack/pull/109 ))。
詳細については以下のリンク先に書いています。
ROS Wikiに書かれている内容に従ってもROSのインストール自体ができなくなってしまうので、放置するわけにも行かないと思い、ROS Answersで質問していましたが、特に回答は得られませんでした。
しばらくして以下のGitHubのissueが立てられていることに気がつき、詳細を書き込んでみたところ、メンテナの人も何かしらの修正が必要だと気づいたようで、対応してもらえました(( https://twitter.com/Tiryoh/status/1242630890125029376 ))。
rosdepはワークスペースを管理するためのツールで、ROS本体のパッケージ自体と一緒にする必要はないよね、ということらしいです。
ROS Wikiのインストール方法を紹介するページの更新内容については以下のリンクから確認できます。
関連記事
- (Updated )ROSパッケージ管理に使うバージョン管理ツールの違いとその使い方ROS/ROS2のパッケージ管理のためにバージョン管理について調べていると、vcstools, wstool, rosinstall, vcstoolなど様々なバージョン管理ツールやバージョン管理のためのライブラリが出てきます。 それぞれの違いや使い分けが気になって調べたので、その違いと使い方についてまとめました。
- JetsonでROS1/ROS2を使う際のCUDA互換性問題と解決策古いJetson上でROS 1/ROS 2とCUDAを組み合わせる際に直面するJetPack・Compute Capability・GCCバージョンの制約と、共有ライブラリ分離やカスタムL4T Baseイメージによる解決策をまとめた調査メモ。
- 2025年6月以降ROS環境でapt-get updateするときにGPG errorが発生する場合の対処方法2025年5月末にROS/ROS 2の署名鍵が期限切れになったことで発生するGPG errorの原因と、公開鍵を差し替えて解消する手順をまとめたメモ。
- (Updated )ROSにおけるパッケージ管理ツールであるvcstoolとrosdepの紹介とその使い方ROSのチュートリアルを進めていると、vcsやrosdepコマンドを使うことがあると思います。今回はこれらのパッケージ管理ツールとその使い方について紹介します。
- Mini Pupperを動かすまで(ソフトウェア準備編)前回はMini Pupperを組み立てました。今回は起動してジョイスティック操作するまでをメモします。