LIO-SAMが面白いらしいので調べてみました。
LIO-SAMの概要
LIO-SAMとは、LiDARと慣性オドメトリを用いて移動ロボットの軌跡推定と地図作成をリアルタイムで実現するフレームワークと(([2007.00258] LIO-SAM: Tightly-coupled Lidar Inertial Odometry via Smoothing and Mapping https://arxiv.org/abs/2007.00258))と説明されています。
(元の論文では "We propose a framework for tightly-coupled lidar inertial odometry via smoothing and mapping, LIO-SAM, that achieves highly accurate, real-time mobile robot trajectory estimation and map-building" と書かれています。)
3次元LiDARとIMUを使い、スキャンマッチングをするSLAM手法(ループクロージャあり)であると思われます。
慣性計測が "tightly-coupled" なSLAMとは、オドメトリを計算する処理内でIMUの観測情報を用いている(LiDARの観測情報からのオドメトリの計算とIMUの観測情報からのオドメトリの計算結果をEKF等で合わせるのではなく、状態変数として用いる)手法のことを指す((第126回 RSJロボット工学セミナー「 Visual SLAMと深層学習を用いた3Dモデリング」(2020/5/22) https://www.slideshare.net/KenSakurada/126-rsj2020522#79))ようです。
LiDAR Inertial SLAMと呼ぶこともある((ROS2でLiDAR Inertial SLAM - Qiita https://qiita.com/saitosasaki/items/45fbe94440cc3d0b94c1#lidar-inertial-slamとは))ようです。
以下のページでは「LeGO-LOAMにgtsamによるIMU補正手法等を取り入れたもの。」として紹介されています。

LIO-SAMのコードはBSD 3-Clause LicenseでGitHubに公開されています(後述)。
arXivに公開されている論文

論文の1stオーサーが公開している情報
GitHubリポジトリ
ライセンスはBSD 3-Clause Licenseのようです((LIO-SAM/LICENSE at master · TixiaoShan/LIO-SAM https://github.com/TixiaoShan/LIO-SAM/blob/master/LICENSE))。
YouTubeに公開されている動画
動画内で出てくるLIOMはLIO-mappingのことを指すようです。
LOAMはおそらく以下のものを指していると思われます。
( http://wiki.ros.org/loam_velodyne のオリジナルのソースは現在GitHub上では公開されていないようで、以下はOSSライセンスに基づいてコピーされたもののようです。)
興味を持っている人のツイート・ブログ
順不同です
https://twitter.com/arai01robo/status/1278625563188449280


LIO-SAM関連ソフトウェア
関連記事
- Mini Pupperを動かすまで(ソフトウェア準備編)前回はMini Pupperを組み立てました。今回は起動してジョイスティック操作するまでをメモします。
- JetsonでROS1/ROS2を使う際のCUDA互換性問題と解決策古いJetson上でROS 1/ROS 2とCUDAを組み合わせる際に直面するJetPack・Compute Capability・GCCバージョンの制約と、共有ライブラリ分離やカスタムL4T Baseイメージによる解決策をまとめた調査メモ。
- ament_cmake_autoでのincludeディレクトリのパスの扱い変更ROS 2 Humbleから変更されたincludeディレクトリのパス構造がament_cmake_autoに反映された背景と、HumbleおよびJazzyでの対応方法をまとめます。
- docker-composeからNVIDIAのGPUを使う [2021年5月版]docker-composeからNVIDIA GPUを使うための方法を2021年5月時点でまとめた調査メモ。nvidia-docker2の現状とdocker-composeバージョン別の設定方法(runtimeとdevices/capabilitiesの使い分け)を解説。
- (Updated )rosdepをインストールする手順が変わったようです依存関係を調べて必要に応じて追加パッケージをインストールしてくれるツールであるrosdepは、今後はpython-rosdepをaptで手動でインストールする必要があるようです。